IODATA WN-G300DGR+地デジチューナーレビュー 〜5000円で始められるなんちゃってロケフリ?

送信者 rtyping
ノートPCをメインに変えたのをきっかけに、LAN経由でUSB機器をつなげられる「net.USB」を導入。
地デジチューナーをワイヤレスで接続してみました。

意外と知られていないLAN経由USB

USBの無線化といえばWirelessUSBが有名ですが、実は通常のUSB機器をLAN経由で接続できるのをご存知でしょうか。
その名もnet.USB、2年前からIODATAが提供している規格です。
詳細なレビューは例によってインプレスすでに存在しますが、要はUSBの信号を専用機器を利用してLAN経由で飛ばし、Windows側に専用ドライバを入れることで復号するというもの。
この規格のすごいところはその互換性。
ハードディスクやプリンタはもちろん、スキャナーや地デジチューナーまでもサポートしています。
以下は公式サイトに記載されているリスト。

プリンター
スキャナー
ハードディスク
ブルーレイドライブ
DVDドライブ
USBメモリ
TVキャプチャー
音楽プレーヤー
Webカメラ
外付けグラフィック
ディスプレイ
ICカードリーダー
Bluetoothアダプター
オーディオキャプチャー

もはやUSBでつながらないものはないといった様子。
しかも正式サポートはされていませんが、IODATA以外の地デジチューナーも動作します。
ノートPCにとってはケーブルはなるべく減らしたいもの。
802.11nとあわせれば、ワイヤレスでスマートな地デジ環境が構築できます。

無線LANルータでnet.USBを利用

net.USBは専用アダプタ「ETG-DS/US」を購入するのが一番手っ取り早いのですが、実はIODATA無線LANルータには同機能が標準で搭載されています。
ちょうど自宅のアクセスポイントが11gでガタがきていたので、これを機会にWN-G300DGRを購入し、アクセスポイントとして利用してみました。
接続は簡単、APモードにスイッチを変更し、USBに地デジチューナーをつなげるだけ。
端子類は底面にあり、ケーブル接続後底面用の蓋をつける特殊なデザイン。

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ちなみになぜかAPモードだと管理ページIPアドレスが「192.168.0.201」になる、「192.168.0.X」でないとnet.USBが使えないなど謎の制約がありますが、環境が適合していれば問題なく以下のようにドライバソフトから認識されます。
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そしてなんのトラブルもなくPcastTVから視聴ができました。
USBに直結するのと比較し、ワンテンポ反応が鈍い気がしますが、特に問題なく実用的な動作です。
地デジチューナーはアンテナケーブルとの接続が避けられず、たとえノートPCに内蔵されていてもワイヤレスにはできません。
net.USBを利用した地デジチューナーとの接続は、もっと評価されてもいい気がします。

↓無線スループットも90Mbps前後でるのでコストパフォーマンスはかなり高いです。