bREADERの文字再配置機能がちょっと面白い


iPhone向け読書アプリbREADERbREADER - 青空文庫 - INFOCITY, Inc.に文字再配置機能が加わりました。
ちなみにbREADERの開発会社は元々BB2Cなど使い勝手やインターフェースに定評のあるアプリを開発してきています。bREADERも新顔ながらi文庫の対抗馬として一躍脚光を浴びている状態。
そんな中追加されたこの機能は、自炊した小説などを文字ごとに分割し、iPhone向けの文字サイズに再組版してくれるとっても便利なものです。
使い方は簡単、Windows上でJPEGファイルをまとめたZIPファイルを、公式ページで配布中のbrcというアプリにドラッグアンドドロップするだけ。
この再配置解析が結構重くCore2Quadでも1分近くかかります(ちなみにWindowsアプリはマルチスレッド対応)。
後はそのファイルをiTunes経由で転送するとbREADERで閲覧できます。


さて、再配置機能の精度ですが「ちゃんと解析できないケースも多いです。懐疑的な態度でご利用ください。」と公式にコメントされているとおり若干微妙。
西尾維新の2段組の小説を読み込ませた際は上段下段の文字が混ざりシッチャカメッチャカになってしまいました。
一方普通の文庫本である「生徒会の八方」はまずまずの仕上がり。

これは再配置オフの状態。iPhone上で読むと字が小さくて難儀します。

再配置オンの状態。
最初の2行が画像としてよみこまれていますが、それ以外は比較的問題なし。
ルビなどちょっとおかしなところもありますが。
そしてピンチアウトすると…

文字サイズの調整がすぐにできます。便利!
ただ、再配置設定している本を開くときは9秒ほど待たされるので、御世辞にもさくさくとは言えません。
ですので全体的にはまだ発展途上の機能と考えたほうがよいでしょうが、自炊に新たな風を吹き込ませる面白い機能なので是非お試しください。
bREADER - 青空文庫 - INFOCITY, Inc.iTunes Storeでダウンロード



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