デジモノ好きから見たニンテンドー3DS 〜IMAX超え?の高画質3D液晶〜


Nintendo World 2011 3DS体験会」が開催されるということで、幕張メッセに行ってきました。
試遊したのは「パルテナの鏡」「ウイイレ」「スパ4」「バイオ」「DOA」「MGS」「STEEL DIVER」「パイロットウィングス」「リッジ」。
他にも映像出展(穴を覗き込むと3DSが置いてある)で「マリオカート」などを見ています。
ゲームの感想はさておき、ハードについて気になったことを。

想像以上に「DSしている」見た目

  • 外観…パッと見のサイズはニンテンドーDS Liteに似ている。DSiほど平べったくはなく、つるつるした手触りもLiteに近い。
  • スライドパッド…操作感はPSPのアナログパッドに似ているが、ゴムで出来ておりサイズも大きいため、より操作しやすい。
  • 十字ボタン…DSiに近いカチカチとした押し心地。
  • ABXYボタン…これもDSiと同じカチカチとクリック感が強い。
  • 3Dボリューム…DSLiteの音量調整のように、スーっとスクロールできる。一番下まで下げると2D表示に。

新時代を思わせる3D液晶の画質

やはり一番驚いたのが上部画面の3D液晶。これまで見てきたグラスレス3D REGZACEATECで見かけた各裸眼3D液晶と比較しても断トツの発色でした。シャープの3D液晶搭載スマートフォンLYNX3Dがイマイチだったので不安もありましたが、それとは全く別次元の美しさです。裸眼3Dは液晶画面にフィルタを貼る関係上、色合いが白っぽくなる傾向にありましたが、3DS普通の液晶と遜色ないくらいコントラストの高い映像でした。自分が今まで見た3D映像で一番画質がよかったのはIMAXシアターで見たアバターでしたが、サイズと解像度こそはるかに劣るものの、画面の明るさ、発色の良さは別次元です。
一方で裸眼3Dの特性上、3D視聴が可能な左右の視野角はかなり狭いのですが、両手で持つ「携帯ゲーム機」としての特性上、テレビなどと異なりスイートスポットを捉えやすく感じます。グラスレスREGZAを店頭で見るときは、スイートスポットに入るため自分の頭の角度や立ち位置を意識しなければいけませんが、3DSの場合、手で持っていれば絶対に液晶を真正面から見ることが出来るからです。しかしスト4などをプレイしていると「ゲームに夢中になり3DSを傾け、スイートスポットから外れてしまう」ということもしばしばありました。ゲームをプレイする際、コントローラーを傾ける癖がある人は要注意です。対戦格闘など操作がシビアなゲームは3Dボリューム調整で2D表示に切り替えたほうがいいかもしれません。ちなみに2D表示にした場合、特に3D液晶だからどうということもなく、普通の2D液晶と同じ画質でプレイできます。
解像度は400×240とDSの256×192からアップしていますが、それでも133ppi程度なのでジャギーが目立ちます。PSPが128ppiなのでそれよりは綺麗なはずなのですが、いかんせん最近のスマートフォンの液晶が高密度(iPhone3GS:163ppi iPhone4:326ppi Galaxy S:190 ppi)なので、携帯ゲーム機の解像度に若干不満を覚えてしまいます。まあそちら方面についてはPSP2に期待ということで。

ロンチタイトルは少ないがデジモノ好きはとりあえず買い?

他にも今回は試せませんでしたが、3D撮影が可能であったり、充電台がついていたりとデジモノ好きの心をくすぐる要素がちりばめられています。
そしてなにより世界最高峰の裸眼3Dを2.5万円で楽しめる、と考えればデジモノ好きはとりあえず買っておいて損はないと思います。
とりあえず自分は発売日にリッジと本体を購入予定ですが、1/20の予約開始日、そして2/26の発売日の争奪戦に生き残れるか不安はつのるばかりです。