NGP(PSP2)とiPhone4をスペック比較、ていうかスマートフォンだよねこれ


噂通りPSP2、コードネーム「Next Generation Portable」が発表されました。
詳細はAV Watchあたりが詳しいのでそちらをご覧いただくとして、ここではあえて(というかいつもどおり)デジモノとしてのNGPを分析するため、iPhone4と比較してみました。

驚異的な3D性能と大画面有機ELディスプレイ

まずはお約束のスペック比較から。

まず最初に目につくのが驚異的な3D性能
現時点ではクロック周波数が不明のため、推測で語るしかないのですが、200MHz駆動の場合iPhone4の約50倍のポリゴン表示数となります。
詳細は西川氏の記事に詳しいですが「PS3並」というSCEIの触れ込みも決して誇張ではありません。
そして、その美麗なCGを表示するのが有機ELディスプレイ。数値は出ていませんが、間違いなくコントラストはiPhone4のIPS液晶を凌駕してくるでしょう。
もはや伝説と化しているソニー有機ELテレビ「XEL-1」の解像度が11型960×540ですから、それと同等クラスのモニタを持つ携帯ゲーム機が4年の時を経て登場することになります。
当たり前ですがiPhone4と圧倒的に違うのが操作系統。アナログスティック(スライドじゃない!)が2つ搭載され、ゲーマーとしてはほぼ満足な出来に。
面白いのは本体裏面のタッチパネルで、ある意味正統進化とも言えるNGPの中で異彩を放っています。
一方で公開されていない情報ですが、不安な点もいくつか。
まず一番気になるのがバッテリーの持ち3DSが3〜5時間ということで話題になりましたが、3DSを遥かに超えるグラフィック性能を持つNGPがどの程度の動作時間となるのか、かなり不安があります(4〜5時間という話もありますが)。
もう一つが重量。バッテリー容量を増やすため、UMDを廃しているにも関わらずPSPより重くなる、などということがないとは限りません。
他にも3G回線を使用した場合の料金体系など、肝心な情報が抜けているため、その真価をはかるにはもう少し時間がいりそうです。

とりあえず第一印象は「デカッ!」か?

iPhone4、PSP-3000との比較写真。

うん、一番下のブツがでか過ぎですね。これは。
しかし、とにかく画面のデカさが際立ちます。

大画面は魅力的だがデジモノとしての魅力は微妙?

現時点でiPhone4などスマートフォンの平均値は完全に凌駕しているわけですが、デジモノ好きとしての評価は若干微妙な感じです。
少なくとも3D性能や大画面は遅かれ早かれスマートフォンが追いついてくるところですし、そうなると様々なアプリがあるiOSAndroidと比べると広がりが薄く感じます。
OSにAndroidを搭載してAndroidマーケットのアプリ達を自由に使えるというのであれば魅力的なのですが。そういう意味では3DS裸眼立体視は、やはり面白いな、と。
まだ謎の端子の役目など気になる部分が残っているので、今後もブログで注目していきたいと思います。
もちろん既に購入することは決まっているのですが。