DR-2510CとPK-513Lレビュー

ADFスキャナーと裁断機購入。
どちらも定番。
<DR-2510C>

・標準ソフトウェアの使い勝手が微妙。
→TWAIN対応なのでフリースキャンソフトでカバー。
・ドライバの斜行補正が微妙
→裁断時にしっかりまっすぐ切れば斜めにはなりにくい。
・重送が起きやすい
→スキャンするまえにコピー用紙よろしくパラパラやって空気をしっかり送り込む。
 ただ超音波による重送チェックが完璧に動作するので重送に気づかないということは発生しない。ありがたいありがたい。
・ゴミの影響で縦に白い線が入ることがある。
→カラー原稿だと結構目立つ。スキャンを繰り返しているといつのまにかでなくなったりする。ADFタイプの宿命か。気になる人はもうフラットベッドを買うしか。
・一度に読み込める紙の量は厚さ5mm程度まで。スペック的には50枚まで行けるのだが漫画の単行本のように厚い紙だと50も読めなかったりする。
・裏写りはやはり発生する。雑誌のような薄い紙は顕著。綺麗にしあげるならトーンカーブをつかって後加工で飛ばす必要あり。
<PK-513L>

9月に出たばかりの新型裁断機。もっとも新しくなったのは切る位置に当たる光がLEDになったというだけ。
・噂通りでかい。部屋には置けないので廊下に出してある。
・裁断面は噂通りの美しさ。ただし微妙に斜めになる。ゴムシールなどを貼り付けると改善するらしい。
参考:http://kova.la.coocan.jp/blog/2007/01/pk513.html
・アイロンやカッターを使ってばらす手間を考えれば安い買い物かも。

今回自炊技術wikiが大活躍した。
http://wikiwiki.jp/bookjisui/
これを見ながら手間のかからない自炊の落としどころをまとめてみた。
①スキャン:
・フリーウェアのBTscanを利用。
・解像度は300dpi。600にすると一気に遅くなるため。
・「モアレ除去」は時間がかかるのでカラー原稿のみに利用。
・「斜行補正」は精度がいまいちなのでオフ。
・超音波による重送検知は常にオン。
・用紙サイズは自動検知に。まずまずの精度
②加工:
・スキャンが完了したら「お〜瑠璃ね〜む」でノンブルにあわせてナンバリング。スキャンに抜けがないかチェックする。
・全体的に斜めっていたらMeTilTranで自動補正(精度はまずまず)。1枚だけ斜めっていたり、用紙サイズ検知ミスがあったらE.C.で修正(動作が軽くてすごく使いやすく)。
・藤-Resizer-で縮小&JPEG変換。必要に応じてトーンカーブによる裏写りの低減とシャープも。
・無圧縮ZIPで固める。
・同解像度へのトリムはすっげー面倒なのでスルー。
③閲覧
・PCならマンガミーヤ(公開中止)で。
iPhoneならiComiciComic -comic reader-で。
(6/1追記)iPadだと現状ComicGlassComicGlass [ComicReader]が最強です。無料でバージョンアップ頻度も高くオススメ!
手抜きパターンとしては
雑誌→標準ソフトでPDF化。重要度が低いので補正無し。
小説文庫→藤のトーンカーブコントラストを上げる。挿絵部分だけはそのままグレイスケールで。
漫画→補正無し。グレイスケールでのスキャンで結構綺麗に仕上がる。
おおむね満足だけど1冊読み込むのに結構な時間がかかっている。
一番の不満はスキャナが5mm程度の厚さまでしか紙を置けないこと。
ここが改善されるだけでもかなり楽になるのだが。